無理に頑張らなくていい

『本当に必要なことはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』の著者・横田真由子さんの本。

本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる- 漫画・無料試し読みなら、電子書籍ストア BookLive!

【試し読み無料】毎日にゆとりがなく、時間に追われてここまできてしまった。「私、このままでいいんだろうか」と、過去に後悔、将来に不安を抱いている――そんなあなたへ。 1日10分でもいいので、「ひとりの時間」を大切にしてみませんか? ひとりの時間には、自分の気持ちに素直になれます。「こうしなくちゃいけない」から解放され、「今、自分はどうしたいのか」を大切にできます。本当の自分と仲良くなれるのです。 そんな時間は、自分らしい幸せな生き方へとつながっていきます。 本書では、「ひとりの時間」を中心に、限りある時間の質を上げ、毎日をもっと素敵に、自分らしく生きるためのヒントをご提案します。 キーワードは「ミニマムリッチ」=「上質なものを少しだけ」。あれもこれも求めず、本当に大切なところにだけこだわるということです。 これは時間の使い方はもちろん、ファッションやインテリア、お金、仕事、人間関係、美容、生活習慣、生き方のすべてに当てはまる考え方です。 少しだけでいいので、毎日の時間の質を上げていきましょう。 ひとりで行う何気ない日々の習慣を、少しだけ丁寧に行ってみる。10分だけ、ただ自分ひとりと向き合うための時間をつくってみる。 そうやってほっと一息ついて、本当の自分を解放する時間が、心にゆとりをもたらし、自分らしい生き方へと導いてくれます。 ひとりの時間を大切にしている人は、自分の癒し方や感性の磨き方を知っていて、ポテンシャルをキープしている人です。 1日10 分でいいのです。スマホをオフにして、お気に入りの時計をして、ひとりでゆったりと過ごしませんか。 「ひとりの時間」のクオリティを上げることで、上質で心豊かな毎日が手に入ります。

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『小さなバッグ~』の方も好きで、今回同じ著者と知らずに購入し、その後で気づいた。多分、この著者の考え方が好きなのだと思う。

砂時計で時間を計るって素敵。デジタルをただ眺めるよりも、自分が生きている時間を感じる。

余裕をなくすほど何かをする必要はないのに、そうせざるを得ない事も生きていればあります。けれど、自分の靴や服や鞄を手入れすること、持ち物に手を掛ける余裕を持つことで、目には見えないものが確実に豊かになる。その積み重ねの大切さを感じさせられます。

忙しすぎてご飯を食べる時間がきちんと取れなかったり、よく眠れなかったり、休日も憂鬱だったりということもまた積み重ねで自分自身を蝕んでいく。怖いのは、麻痺していて自分ではそれに気づけないこと。
それしかない!と何かにしがみついてしまうと、自分を見失ってしまう。疲れていると、自分の呼吸の浅さや身近な人の様子に気づけなかったり、電車で人を押しのけてでも乗ろうとしたり、挨拶すら面倒と思ったり…

でも、自分が気づかないだけで、人に譲ったり助け合ったりしながら過ごしている人達もいます。

無駄を省いて効率よく生きようとすれば、そういう大切なことに気づけなくなる。味気ない、人間らしさのない日々を過ごすことになります。

そんな生活が続けばそれはいつしか習慣となり、違和感を持たなくなり、人生の轍になる。

そういう無味乾燥な人生を送ること、そんな人間になることが、怖いです。

もし、そんな余裕のない自分になってしまっていることに気づけたなら、少し仕事や家事などのレベルを落とした方がいいのかもしれません。仕事は場合によっては職制を変えて余裕を持てる生活に切り替えたり、家事は代行サービスなどをうまく取り入れたり。

それで自分が少しでも楽になって、生きることが楽しいと心から感じられるようになったら、それでいいじゃないですか。誰だって、幸せに生きる権利があるはずで、頑張り続けなくてもいいんだと思います。

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女の艶と美しさは、ひとり時間につくられる。 30代の筆者が感じた自分との向き合い方や、あらゆる「美」について書いています。